1-1 改革は まだまだ始まったばかり
中年の漠が転職して三週目が経過しました。
自分が受け持っている問題児ばかりのチームも、三週目に入ると、私の人となりも、おおよそ把握してくれた様子です。
1on1でのコミュニケーションも継続していますが、次のフェーズでは、このチームの役割をきっちりインプットする必要に迫られてきます。
誰でも組織変更をされるタイミングで、部署が変わったり、聞いたこともない部署名に配置転換をさせられると、「自分はこれから何を担当するんだろう」かと脳裏をかすめますよね。
それと同様の事が、私のチームにも絶賛起きていまして、私としては、個々人が何をして「会社の利益に貢献」してくれますか?
と言ったコミュニケーションを取っています。
彼ら彼女らは今まで、言われた事しかやらない。
仕事は指示をされるもの。と思い込んでいるのです。
1-2 意図的に混乱させておこう
前述の通り、社畜のチームメンバーですので、中々すぐに自分で考えて行動はできない人財です。
一方で、前回の回でご初回したように、会社の【良い点と悪い点】の議論は活発にしてくれます。
その、良い点をドンドン実行させるのが次のフェーズです。
会議で意見を活発に交わすようになった【今】がとても重要なんです。
このタイミングで私は問いました。
【我々のチームはどんな事を担当していくべきですか?】
すると全員がバラバラの事を言い始めたので、一旦私は意図的に傍観者になり
議論の道筋を眺めていましたら、自然と軌道修正されていき、元の大きなテーマに戻っていきました。
【このチームは結局、他のチームがやらない面倒なタスクを行うチームなんですか】
と1人が核心をついてきました。
すると再度、議論に熱がでてきて、その日は答えを出さずに徐々に骨格を固めていきましょうと言う事で着地しました。
皆が、自分のタスクを気にし始める事が、まずは思考停止だった彼ら彼女らの記念すべき覚醒の第一歩なのです。
2 まとめ
腹落ちしない状態で、「我々チームの業務はこれです」と言っても命令系のマネジメントでは、結果に限界があります。
やはり各自が納得した状態で全員のコンセンサスを合意したうえでチームビルディングをしないと直ぐに崩壊していきます。
せっかく4月から数年間変化のなかった組織に、新しいユニットや部署名をネーミングして行ったのですから、このタイミングで組織全体の意識を変えていくチャンスです。
ここで仕事のできるマネージャーは、全てテンポよく決め決めで行くと思いますが、私はあえて焦らず、ゆっくり数か月かけてチームビルディングをしていこうと考えています。
決めることは簡単です。
決めずに、グレーゾーンを残して、各自の不満が噴火し始めるのを意図的に待つのもマネージャーの大事な役割です。
全体を俯瞰してこそできる芸当なのです。
来週はゴールデンウイーク前の週ですので、やる気が湧きませんねww
コメント